『ネーミング発想・商標出願 かんたん教科書』 (2017年10月出版)

 ≪書名≫
  『ネーミング発想・商標出願 かんたん教科書』

 単行本: 232ページ
 出版社: 中央経済社 (2017/10/21)
 ISBN-10: 4502230618
 ISBN-13: 978-4502230615
 発売日: 2017/10/21


  購入は下記よりどうぞ
   
 『ネーミング発想・商標出願 かんたん教科書』

  

 



amazon「発明・特許」売れ筋ランキングで、なんと1位を獲得しましたっ!(2017年10月29日時点)

本書の特徴

 ネーミングを契機に大ヒットした商品や大衆発明家のユニークな商品を紹介しつつ、ネーミングの基本や発想法を各種伝授。初心者でもできる商標出願書類の書き方も詳しく解説しました。

≪読んで欲しいかた≫
 ・地域ブランド(各地の名産品)を商標出願したい人
 ・近年増えている、ハンドメイド作家や、自分で発明品、アイデア雑貨を商品化したい大衆発明家
 ・自社商品名を自力で商標出願したい、中小零細ベンチャー企業の方々
 ・ネーミング公募が大好きで、ネーミング創作術を体系的に学んでみたい方
 これらの方々には、特に「商標権」の大切さを学んで欲しいと思っています。

≪ 商標調査をしよう! 人の権利を侵害すると最大で懲役10年、罰金1000万の刑事罰!≫
 これは、筆者が良く知るハンドメイド作家に起きた商標に関する事件です。
 とあるアクセサリー製作をするハンドメイド作家の下に、ある警告書が届きました。
 差出人は有名文具メーカー。警告書の内容は「あなたが屋号として使っている名称を使うな」というもの。
 そのハンドメイド作家が使っていた名称は、その有名文具メーカーが商標権を保有している「文具の名前」だったのです。
 このハンドメイド作家は、20年近く前からハンドメイドアクセサリーを売る個人事業名(屋号)として、「○○工房」のように、名称を使用。名刺やホームページのほか、ハンドメイドアクセサリーを購入してくれた方に差し上げるカタログや取扱説明書にも、すべて「○○工房」という言葉を使っていました。
 もちろん、その名称を使って類似の文具を作ろうなどという、悪意などありません。たまたま同じだったということなのです。
 しかし、商標法では、たまたま同じであったとしても、侵害行為になります。
 つまり、このハンドメイド作家による名称使用行為のすべてが侵害行為に当たったのです。小規模な創作活動だったので、20年間気付かれなかったのですが、その期間はずっと侵害をしていたことになります。
 すぐ使用をやめることで、穏便に解決したため、お咎めは無かったものの、知らないうちに人の権利を侵害していた恐ろしさを、身をもって体験したそうです。
 人に迷惑を掛けるということは恐ろしいものです。
 また、自分自身大きな負債を抱える可能性も、見逃せない「恐ろしいこと」なのです。
 もし、商品カタログなどを何百万部も作っていたとしたら大変です。
 せっかく愛着が生まれた商品名や屋号を、ある日突然使えなくなる悲しさ。
 すべて廃棄しなければいけないやるせなさ。
 今まで築きあげてきた商品名や屋号に対する信頼性もすべて失い、ゼロからの再スタートになってしまった点も、注目すべきポイントです。

・だったらどうすればいいか? ⇒ 商標調査をしよう!
 ハンドメイド作家は、自分の愛着が持てるネーミングを商品や屋号に使います。しかし、時に人の権利を侵害している危険性をはらんでいることを知らなくてはいけません。
 本書では、まず商標権として登録されているネーミングを調査するために、「特許情報プラットフォーム」ホームページでの、「商標・ネーミングの先願調査」の手順を詳しく説明しています。
 商標調査の重要性は、会社名や商品名、ブランド名を持っている人は、すべてが対象となる、必須事項なので、商標調査は絶対にするようにしましょう!

≪ 商品名は商標出願しよう! 他人に名前を横取りされるPPAPの二の舞になるな! ≫
人気パフォーマンス「PPAP」が、他人に先に商標出願された事件が話題になりました。人の物を盗ったらいけないけど、大切なネーミングを、一般公開後も登録せず、ほうっておいたほうも悪い。
商標権に対する認識の甘さを指摘されても仕方が無いと言えるでしょう。
ハンドメイド作家や、大衆発明家にも同じ事が言えます。
いつ、自分の作品・商品が大ブレイクするか分かりません。そのためには、自分の大切な商品につけた商品名や、それを販売する時に使う屋号、アーティスト名は、商標出願しておきましょう。

・だったらどうすればいいか? ⇒ 自分で「商標出願書類」を作って、特許庁に出そう!
 特許庁のホームページでは、親切にたくさんの様式見本が紹介されています。書式見本をダウンロードすれば、パソコンで簡単に書類は作れる時代です。
 そこで本書では、特許庁ホームページからのダウンロード手順から、詳しく解説しています。
本書のように、ここまで丁寧に手順を解説したものは、やはり類書には見かけない、本書だけの特徴と言えるポイントです。
 今まで書類を作ったことが無い主婦などでも、30分もあればすぐ書類が作れてしまうことにびっくりすることでしょう。

目次紹介

はしがき
推薦のことば〜元 特許庁 出願課認証官 岩田 元吉 氏〜

第1章 ネーミング成功例 「レジェンドネーミング」一挙紹介
1.驚異のネーミングマジック
 (1)あの人も活用していた「商標登録」
 (2)「PPAP」商標出願事件から学ぶこととは
 (3)R、C、TM、SMマークとは?「商標・ネーミング」ちょこっと解説
2.伝説となっている、企業によるレジェンドネーミング成功列伝
 (1)『タフマン』〜元気な『タフマン』は約30億円
 (2)『通勤快足』〜通勤ラッシュも苦にならない抗菌防臭くつした
 (3)『トマト銀行』〜美味しいトマトが銀行の名前に
 (4)『ごきぶりホイホイ』〜ほいほいとれるゴキブリ捕獲器
 (5)『ごはんですよ』〜「お父さん、ごはんですよ」の娘さんの一言が!
 (6)『ゴリラの鼻くそ』〜常識はずれなネーミングが大成功!
 (7)ダジャレネーミングで大成功!〜「イーレッツ」のネーミング戦略
 (8)『お〜いお茶』〜目を閉じれば聞こえてくる、お父さんのあの一言
 (9)『おはようポテト』に変えて大成功!
 (10)特別対談企画 大ヒット商品『いちご大福』成功秘話
3.大衆発明家によるネーミング例 
 (1)履くだけでダイエット『初恋ダイエットスリッパ』中沢 信子さん
 (2)骨盤矯正コルセット『肉取物語』津久田 喜代枝さん
 (3)目薬点眼補助具『アカンベー』小林 好子さん
 (4)足裏マッサージ具『自休自足』折笠 道子さん
 (5)Z型靴収納具『シューゼット』石田 万友実さん
 (6)ヒモを引くだけ『お弁当袋になっちゃう!!ランチクロス☆』鈴木 未夏子さん
 (7)パッと着れちゃう『KAPAPA(カッパッパ)』和田 美香さん
 (8)安心おしゃれ!『金アレ族 チタンヘアピン』鈴木 久子さん
 (9)首こり肩こりもう安心!『ハンモックピロー』坂本 ひろみさん
 (10)機能性エプロン!『おでかけ♪おむつ替えエプロン』南 美佳さん
 (11)スプレー式肥料『awappi(あわっぴ)』山本 理恵さん
 (12)乳がん経験者用パッド『エンジェルパッド』池田 安江さん
 (13)プロの泡立てを自宅でも! 『泡花』吉田 和美さん
 (14)足を通さずズボンが履ける!『チャック・パンツ』鳥谷部 裕代さん
 (15)入浴施設用ひも付きタオル『湯遊タオル』松村 隆さん
 (16)書家もびっくり!『おめでとう"寿"文字』竹内 久和さん
 (17)はさみ変え不要のしおり『スワンタッチ』高橋 健司さん
 (18)日本刀型雨傘『かさな』岩立 周作さん
 (19)産ませて蚊を駆除する新発想!『蚊とりん』福原 大司さん
 (20)超簡単ひも結束具「ひもくるりん」「巻えもん」春山 智さん

第2章 公募で実践!ネーミング創作技法
1.ネーミング公募とは
 (1)ネーミング公募の魅力 その1「賞金と賞品」
 (2)ネーミング公募の魅力 その2「創作の楽しみ」
 (3)ネーミング公募の魅力 その3「採用する人が明確」
 (4)ネーミング公募の魅力 その4「結果が明確」
 (5)ネーミング公募の魅力 その5「チャンスは平等!」
2.「ネーミング登山マップ」で学ぶ、公募ライフの全体像
3.公募でネーミング創作技法を楽しく学ぼう
4.ネーミング登山マップ1合目「ネーミング公募情報の収集と課題決定」
5.ネーミング登山マップ2合目「ネーミング対象の分析調査」
6.ネーミング登山マップ3合目「ネーミングコンセプトの設定」
7.ネーミング登山マップ4合目「キーワード抽出」
8.ネーミング登山マップ5合目「ベースワード創作」
9.ネーミング登山マップ6合目「ネーミング創作作業」
10.ネーミング登山マップ7合目「ネーミング候補の選定」
 (1)良いネーミングの条件「5やすい」と「3大要素」
 (2)外観がいい(見た目がいい、書きやすい)
 (3)音感がいい(言いやすい、聞きやすい)
 (4)観念がいい(覚えやすい、イメージがわきやすい)
 (5)流行に敏感になろう(流行語大賞の活用)
11.ネーミング登山マップ8合目「ネガティブ&スラングチェック」
12.ネーミング登山マップ9合目「ネーミング決定!」
13.ネーミング登山マップ10合目「応募作業と結果発表」
14.ネーミングライフ体験談『一期一会は一語一会』櫻井 紀子さん

第3章 商標出願書類を作ろう
1.商標出願は「@調査、A判断、B書類作成」の3段階で進めよう
2.「第1段階:出願前には、必ず既出のアイデア・ネーミングを調べよう」
 (1)特許情報プラットフォームとは
 (2)先願調査の方法(特許・実用新案の場合)
 (3)先願調査の方法(意匠の場合)
 (4)先願調査の方法(商標の場合)
  @「商標(文字)」を調査する方法
  A「商標(図形)」を調査する方法
  B「音、色」などの新しい商標を調査する方法
3.「第2段階:登録可能性の判断方法」
 (1)商標の類似について
4.「第3段階:商標出願に必要な書類は1種類だけ」
 (1)書式について
5.商標出願書類の様式をダウンロードしよう
6.商標出願書類の「願書」の様式と書き方
 (1)特許印紙と出願費用
 (2)【書類名】の書き方
 (3)【整理番号】の書き方
 (4)【提出日】の書き方
 (5)【あて先】の書き方
 (6)【商標登録を受けようとする商標】の書き方
 (7)【指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分】の書き方
 (8)一出願多区分制度について
 (9)【商標登録出願人】の書き方
 (10)【提出物件の目録】【物件名】の書き方
 (11)「肉取物語」商標出願書類の完成見本
7.その他の商標制度
 (1)団体商標制度
 (2)地域団体商標登録制度
 (3)防護標章制度
8.商標国際分類表

第4章 ゲームブック方式で解説!ロールプレイングで学ぶ!商標の出願から登録までの流れ
1.出願の準備
 (1)「特許印紙」の購入
 (2)出願のときに必要となる費用
 (3)商標出願書類への、特許印紙の貼り方
 (4)商標出願書類の綴じ方
 (5)出願のしかた
2.電子化手数料の納付
3.「商標登録」出願後のながれ
 (1)出願
 (2)出願日
 (3)出願公開制度
 (4)方式審査
 (5)手続補正
 (6)実体審査
 (7)拒絶理由通知
 (8)意見書
 (9)登録査定
 (10)拒絶査定
 (11)設定登録
 (12)権利期間と更新登録
 (13)審判
 (14)実施権
4.各種中間手続書類の様式をダウンロードしよう

第5章 発明アイデア・ネーミングライフを楽しもう 発明学会の活動紹介
1.発明は山登り!「発明登山マップ」でアイデア商品化をめざそう!
2.出願書類は自分で書こう!
3.自信が無い方は弁理士さんに相談してみよう
4.発明学会の、詳しい資料を差し上げます
5.コピーして使える「ネーミング創作ワークシート」

引用・参考文献
文中で紹介した、大衆発明家による発明品一覧
あとがき〜アイデアは愛である!〜